Solaris10 情報

Sun Microsystemsは11月15日(米国時間)、
最新サーバーOS「Solaris 10」を正式発表しました。

OS自体は無償で、パッチやサポートを有償の
サブスクリプション(年間契約)方式で提供するそうです。

【スケジュール】
 2005年1月以降 オープンソース化に関する報道発表
 2005年1月31日 無償ダウンロード提供を開始
 2005年2月   有料のメディアキット販売(5,000円。CD,取説,箱)

【サポート料】
 搭載CPUあたりの年額制。
 ベーシック・サービス 15,120円
 スタンダード・サービス 30,240円
 プレミアム・サービス 45,360円
 の予定。

【対象プロセッサ】
 ・Sun SPARC
 ・AMD Opteronを含むIntelx86(32ビット版)
 ・AMD64Intel EM64T(64ビット版)←10から追加のプロセッサ
  #Solaris10が動くサーバ範囲が広がってきました(マルチベンダ対応)

【非対象プロセッサ】
 ・Intel Itanium(HP社が推奨)
 ・POWER 5(IBM社プロセッサ)
  #やっぱり!?^^;

【注意点】
 ライセンス料については、1〜4CPUまでは無償としていますが、
 5CPU以上のシステムについての課金方法は未定です。
 ⇒5CPU以上のシステムについての課金方式は引き続きウォッチング中。

【注目の機能】
 Solaris コンテナ( Solaris Containers )
 ソフトウェア・パーティショニング(論理区画)によって
 OS の仮想化を可能にする新機能です。
 一つの筐体内の一つの OS 上で複数の仮想 OS を構築できます。
 8,000 以上のパーティションを設定できます。
 パーティションの数はサポート料に影響しません。
 #CPU数に応じて、実際どれくらいのパーティション数が妥当か?
 #で、結局コンテナって、1つのOS上で動くクラスタのリソースグループ
  みたいなもので、
  IBMのLPARやHPのvParsのような論理パーティション(複数のOSが存在)
  とはちょっと違う分類のもの。

【ダウンロード】
 評価版のダウンロードが現在可能になっています。
 ダウンロードは、Software Express for Solaris
 http://wwws.sun.com/software/solaris/solaris-express/get.jsp