拡散するグリッドという言葉の定義
ガートナーリサーチより。
■ 『拡散するグリッドという言葉の定義』
現在、「グリッド」という用語の定義に関する混乱が著しい。
ゆえに、グリッドに関する議論を行う場合には、事前に用語の
定義について意思疎通を図っておくべきである。
本リサーチノートでは、現在一般化している「グリッド」の
定義について整理する。
http://www.gartner.co.jp/research/ras/stor_s0302.html
【要約】
グリッドの定義1:単一の問題を解決するためのコンピューティング基盤
⇒1つのジョブを複数台のサーバで処理。
⇒科学技術分野での高速計算処理。Globus。SETI@Homeなど。
⇒更新データを伴うトランザクション処理には不適。
⇒当初これがグリッドの定義だった。
グリッドの定義2:クラスタと同義
⇒今までクラスタと呼んでいたものをグリッドと呼び変えただけ
グリッドの定義3:自律型コンピューティングの基本機能の総称
⇒管理の自動化
Oracle10gも管理の自動化機能がなければOracle10c(=クラスタ)となっていたかも!?