用語の定義

私はグリッドに登場する用語を、以下のように定義付けています。

●グリッド:
分散しているコンピュータのCPU、メモリ・・・などのリソースを集めて1つのサーバとしてみせようとする。
ハードベンダが新規サーバを購入させようとがんばっているサーバ技術。
(この分野は現在いくつか製品、標準化技術がでてきています)

●オートノミック:
複数のコンピュータを一つに見せかけることによって、どのコンピュータが落ちても、全体としては安定したサーバサービスを提供できるようにする。
また過負荷時は新たなコンピュータリソースを追加することにより
一定のレスポンスを約束できる。
(この分野は現在いくつか製品がでてきています)

●ユーティリティ・コンピューティング:
必要なサービスを必要なだけ供給するオンデマンドのコンピューティング・サービス。
富山の薬売りのように使っただけ課金。
(一部ハードベンダで対応していますが、ソフトベンダでの対応は未確認です)

ちなみに2004年1月29日発売予定Oracle10gは、従来の1CPU無制限ユーザ、またはユーザライセンス体系のままだそうです。
しかしながらライセンス体系は常に見直しされているので、今後キャパシティオンデマンドといった仮想化技術に適した体系を検討していくのではないか?と思われます。